頭頂部のボリュームが減ってくると、ヘアスタイルが決まらず、外出することさえ億劫になってしまうこともあるでしょう。しかし、嘆いているだけでは状況は変わりません。日々のちょっとした習慣を変えるだけで、ふんわりとした立ち上がりを取り戻すことは可能です。まずは毎日のシャンプーのやり方から見直してみましょう。多くの人は髪の毛そのものを洗うことに意識が向きがちですが、本当に洗うべきは頭皮です。予洗いをしっかり行い、シャンプーを十分に泡立ててから、指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗います。このとき、下から上へ、頭頂部に向かって地肌を引き上げるように動かすのがポイントです。これにより頭皮の血行が促進され、重力で下がった毛穴が引き締まり、根元の立ち上がりが良くなります。ドライヤーのかけ方も非常に重要です。お風呂上がり、自然乾燥は絶対に避けてください。濡れた髪は重みで寝てしまい、そのまま乾くとペタンコ髪の原因になります。タオルドライをした後、まずは頭頂部の根元を乾かすことに集中します。この際、いつもの分け目とは逆方向から風を当てたり、髪を持ち上げて根元に温風を送り込んだりすることで、根元に空気を含ませるように乾かします。仕上げに冷風を当てることで、立ち上がった状態のキューティクルを引き締め、ボリュームをキープさせることができます。この一手間を加えるだけで、翌朝のスタイリングのしやすさが劇的に変わります。また、分け目を定期的に変えることも、即効性のあるテクニックの一つです。ずっと同じ分け目にしていると、その部分の髪が寝てしまい、地肌が見えやすくなります。数ミリずらすだけでも印象は変わりますし、ジグザグに分け目を作ることで、地肌の直線を隠し、ふんわりと見せることができます。さらに、頭皮マッサージを日常に取り入れることもお勧めです。頭頂部は自分では動かせない部分なので、意識的にマッサージをして血流を送り込む必要があります。テレビを見ながら、入浴中など、隙間時間に頭皮を動かす習慣をつけましょう。食事においては、髪の原料となるタンパク質を意識的に摂取することが大切です。特に朝食でタンパク質を摂ると、体温が上がり代謝が活発になるため、髪への栄養供給もスムーズになります。